治療例
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姿勢の異常について

腰が痛くて姿勢が丸くなったり前傾姿勢になったり、足が痛くて痛くない足のほうに体重をかけて体が曲がった姿勢になったりしませんか。また痛みがなくなっても体が曲がったり丸まったままだったりしていませんか。当院にも腰痛とともに背中が曲がってしまったとか、側弯症と言われたなどで来院される方がいます。

 
姿勢の異常の原因は
①構造上の問題(脊椎の圧迫骨折、側弯症など)
②痛みなどに対しての逃避
③筋肉の緊張異常(脳卒中後遺症などによる)などがあります。
①や③の場合、構造上の問題や後遺症を改善させることは難しいですが仙腸関節やその他の体幹関節の動きが悪くなって姿勢の異常を増大させていることがあります。AKA-博田法を行うと関節の動きが改善されるため姿勢の改善が認められます。元どおりに治ることはありませんが定期的に行うことで悪化を予防でき体の動きやすさを保つことができます。②の場合は痛みがなくなれば自然と改善することがほとんどですが、腰痛が改善しても体が曲がったままという方が時々います。そのような場合は仙腸関節の機能障害を引き起こしている可能性があります。そもそも腰痛の原因のほとんどが仙腸関節の動きの悪さや炎症によるものであり、炎症が治まると痛みが改善します。その時に仙腸関節の動きがスムーズになればよいのですが関節の動きの悪さが残ると体が曲がったままになり、再発しやすい状況になります。痛みがなくなっても曲がって姿勢が悪かったり、身体の硬さなどを感じるときには仙腸関節の治療が必要です。再発を予防することができます。

 
痛みの逃避による姿勢の異常を無理に正そうとすると痛みが増強しますので絶対にしないでください。痛みが治まると自然に姿勢はよくなります。またお年寄りの背中の丸まっているのを伸ばすように促すご家族がいますがそれもあまりしないほうがいいです。構造的に丸まっている場合は痛みを引き起こすことがありますし、股関節や膝関節が伸びなくなって背中を少し丸めることで立位や歩行のバランスをとっていることもありますので、無理に背中を伸ばすことで転びやすくなる可能性があります。そのようなときは少し顔を上げて2~3メートル前を見るくらいのアドバイスが良いと思います。

 
姿勢の異常は様々な原因で引き起こされます。ストレッチや整体などでの無理な矯正は症状を悪化させますので十分に気を付けましょう。

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林試の森に近い下目黒にて、ゆったりとした落ち着いた環境の中、新たな試みのクリニックです。 腰痛・膝痛などの関節痛や脳卒中後の麻痺で困っている方に、神経学的評価の上に関節運動学的アプローチを中心に治療致します。 日常生活の中でのちょっとした動作に不自由を感じている方に、その原因をご説明してその対処法をご指導申し上げます。 院長は、日本AKA医学会の指導医/専門医・脳神経外科・リハビリテーション科の専門医・外科認定医を取得しています。多面的評価のうえ、適切な治療と指導を行います。お気軽にご相談ください。