治療例
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股関節痛について

股関節の痛みは変形性股関節症、大腿骨頚部骨折、臼蓋形成不全、大腿骨頭壊死、梨状筋症候群などが原因として挙げられ圧倒的に女性に多いです。大腿骨頚部骨折や骨頭壊死などはすぐに手術になります。また変形性股関節症の手術も最近では日常生活への復帰も早く、成功率や満足度も非常に高い傾向のようです(ただし手術が上手な医師の場合)。保存療法としては理学療法による股関節周囲の筋力増強訓練、ストレッチングなどがありますが私が20年以上理学療法士としてみてきた限りでは効果はありません。

 
当院にも手術を避けたい、いずれは手術と言われた変形性股関節症や臼蓋形成不全の方、上記の保存療法を行ってもよくならなかった方が股関節の痛みを訴えて来院されています。以前の治療例の紹介でも掲載していますが、レントゲン上変形していても痛みがないことや左右同じように変形していてもどちらかだけが痛いということもよくあります。
また変形がなくても痛みがある方もいますが股関節の炎症によるもので、少なくとも股関節周囲の筋力低下で痛みが出ることはありません。

 
痛くて筋力が発揮できないだけです。

 
股関節は仙腸関節と隣同士で多くの身体の動きで連動しています。近年まで仙腸関節は不動関節(動かない)とも言われていました。実際には動くのですがわずかであり体表から肉眼で動きを確認することはできません。またレントゲンやCT、MRIなどでは異常がわかりにくいため研究自体があまり行われていません。その仙腸関節が動きが悪くなると股関節などに痛みや可動域制限を引き起こしたり、股関節が原因の症状を悪化させることがよくあります。

 
股関節の痛みは股関節の変形や炎症によるものと仙腸関節の機能障害によるものとが複合していることがほとんどです。股関節、仙腸関節双方が影響しあっているのでどちらかの治療を行うと症状は軽減してきます。股関節に対しては炎症には安静、変形には手術になります。仙腸関節に対してはAKA-博田法になります。

 
しかし安静にしていても炎症が治まらないこともありますし軽度の変形では手術適応ではないので、まずはAKA-博田法による仙腸関節機能障害の治療が第一選択となります。仙腸関節の機能障害が改善されれば股関節の炎症や変形、臼蓋形成不全などによる症状は落ち着いてきます。しかし変形が高度の場合は仙腸関節機能障害が改善され痛みはほとんどなく過ごせますが再発しやすく定期的な治療が必要になります。また変形による股関節の可動域制限が残りますので日常生活で支障があるのであれば手術を勧めることもあります。股関節の人工関節の手術を行う場合でも仙腸関節の機能障害を改善しておくほうが術後の経過も良好であると思われます。

 
股関節痛は変形によるものが多く手術も進歩して良好な成績ではありますが、仙腸関節機能障害と合併していることが多くAKA-博田法を行うことで痛みは改善し、変形の進行を止めることもあります。少なくとも筋力増強の効果がないので保存療法としては最も有効でしょう。

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