治療例
Works

腰椎椎間板ヘルニア

〇 高校2年生のバレーボール部所属の男子で腰痛を訴えて、来院しました。
腰椎椎間板ヘルニアの診断で、仰向けで膝を伸ばして足を上げると左側は70°くらい上がるのに、
右側は30°程で太ももの裏に痛みとしびれが出ていました。

 

整形外科医の指示で物理療法の腰椎けん引と電気治療
、運動療法(腰痛体操や筋力強化訓練など)を行っていたのですが、一向に変化が無いそうです。
AKAを実施しました。仙腸関節のAKAを実施しただけで、右側の足は左と同様に70°近くまで上がるようになり、
痛みやしびれはほとんどなくなり帰宅しました。
しかし翌日には元通りの症状となってしまいましたが、物理療法などを併用しながら、半年ほど治療を継続していきました。

 

徐々にAKAに対する反応が悪くなり、治療効果がほとんどでなくなったため、
整形外科医に相談したところ、手術になりました。
リハビリは腰痛の治療と手術前の筋力増強訓練が中心となりました。
手術の1週間ほど前に再度治療を実施したところ初めて治療した時と同様に腰痛と太もものしびれが消失してしまいました。
2〜3日症状はなかったようです。 しかし、手術は予定通り決行されましたが、
腰痛と右足を上げた時の足のしびれは術前とほとんど変わっていませんでした。
何度かの通院で症状は消失しました。結局AKAとその他の運動療法を実施しながら、
3年生の引退までだましだましでしたが部活を継続することが出来ました。
引退後2か月ほどで腰痛、太ももの症状は消失しました。

 

 

〇 ファーストフード店勤務の20代の男性で腰痛と太もものしびれを訴え、大学病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断され、
手術を勧められましたが、AKAについてインターネットでみて来院されました。

 

仰向けで膝を伸ばして足を上げると、腰痛と太もも裏のしびれを訴えました。
AKAを実施したところ足の上がりは少し良くなりましたが、腰痛と太もものしびれはわずかな変化だけでした。
関節の動きがあったため、2週間後の来院としました。2週間後の治療後の変化もわずかでした。
ところが治療開始から1ヶ月後に来院した時には腰痛、太もものしびれは激減し、さらに1ヶ月後には症状は消失しました。

 

 

〇 20歳になる女性が、ぎっくり腰になり診療所・大病院の診察と検査の結果、
腰椎椎間板ヘルニアで手術をするしかないといわれて困っていました。

 

確かにMRIでは、第5腰椎と仙骨の間に親指大のヘルニアが明瞭に見えます。
ご本人は死んでも手術はしたくないということで、紹介を受けました。
3回目くらいでそれまで仰向けでの下肢を伸ばしてのテストで床から2cmも上げられなかった人がスパッと90度も上がってしまい、
本人・母親・治療者も含め皆で歓声を上げた程でした。念のためもう一度診察をした時は全く腰痛もなく、足も90度以上上がっていました。

 

本人にお願いして、再度MRIを撮影してもらったところ、まったくヘルニアは大きさも形も変化がない状態でした。
この子の場合、少なくとも腰痛の原因が仙腸関節由来でしかなかったということです。

 

注:ヘルニアで症状が出ることもあり、AKAでの変化が無い場合は、手術も検討する必要があると思います。

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