感染予防についての豆知識～手洗いとアルコール除菌スプレーの違い～

昨今、新型コロナウイルスの拡大が続いています。
感染予防の知識として手洗いとアルコール除菌スプレーの違いをご説明します。

　

消 毒

有害な微生物を死滅させるか除去して害の無い程度まで減らすか、毒性を無力化させること

殺 菌

目的に応じて必要な微生物を死滅させること
ただし一部死滅させるだけでも殺菌という解釈になります

除 菌

菌を取り除くこと

滅 菌

ウィルスを含む全ての生物の細胞を1つ残らず死滅させること

　

アルコール除菌スプレー

菌を減らす作用
ただし細菌が多く存在する場合には不十分

除菌シート

アルコール除菌スプレーと同様でありますが水と違って除菌の薬剤は少なく手など拭く部分の表面についた細菌を減らすことはできますが、すべての細菌を除去できるわけではありません

石鹸による手洗い

細菌の餌である汚れや皮脂を落とす作用

　

手洗いとアルコール除菌スプレーの使い方

目に見える汚れがある時は石鹸で手洗いを30秒以上行うことが望ましいです
目に見えない場合はアルコール除菌スプレーだけでも構わないがすべての除菌ができるとは限りません

　

お薦め

石鹸で手洗いした後にアルコール除菌スプレーをかけることで予防効果が高まります
ただし水分が残っているとアルコールの効果が半減するので水分を十分に取り除いてから使用することが望ましいです